プロジェクトタイトル
ショウガ プロジェクト:産学連携アロマ新商品開発プロジェクト
目的
ショウガが持つ新たな生理作用を探索検討し、新商品開発を目指す。
プロジェクト概要
「大学コンソーシアムとちぎ」が助成する産学連携共同研究プロジェクトです。これは、栃木県内の企業と大学が連携した共同研究で、プロジェクトリーダーは春日正男(作新学院大学、宇都宮大学)が担当しています。
目標
①栃木県の特産品として、全国展開できる新しい企画のショウガの商品化
②長寿社会をにらみ、健康食品としてのショウガの新たな価値の探求
③スポーツ、日常生活の活性化や疲労回復効果に注目した新企画のショウガ商品化
(ショウガの生理作用:ストレス軽減促進、疲労回復等有益な生理的効果に注目)
産学連携組織
大学 作新学院大学:春日正男 日高茂暢 相馬聡、宇都宮大学:長谷川光司 北本拓磨
国際医療福祉大学:宮川和也、文星芸術大学:中野公吾
企業 遠藤食品(株):遠藤栄一 大場輝子、アートス(株):鈴木結訶
大学コンソーシアムとちぎ 石原眞興
研究の成果
ショウガが保有する有益な生理的効果の可能性を見出しました。
①運動負荷などの疲労回復、ストレス軽減促進効果の可能性
②香り(アロマ)によるストレス抑制作用(リラックス効果)の可能性
ショウガでは、摂取後、体温上昇の効果が認められ、疲労回復の促進が期待できること、唾液アミラーゼの減少からは、ストレス回復反応の促進効果が見られました。また、ショウガ精油による香りの実験でも、同様に精神
的ストレス抑制作用(リラックス効果)が存在する可能性が得られました。
今後の課題(研究結果の精度向上)と方向性
今後は、統計的有意性を確認するため、被験者数増加によるショウガとその香りの効果の検証を実施します。また、今後の方向として、ショウガを原料とした食品、ショウガ精油の新しいコンセプトに基づく生姜関連商品
の企画開発を目指します。